ブックタイトル京都山科 非公開文化財等の特別公開
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京都山科 非公開文化財等の特別公開
住所:山科区安朱稲荷山町18Tel:075-581-0328拝観時間:【 11月末まで】8:30~17:00(受付終了16:30)【12月1日以降】8:30~16:30(受付終了16:00)拝観料: 大人500円 高校生 400円中学生・小学生 300円 アクセス: JR「山科駅」,地下鉄東西線「山科駅」下車徒歩約20分尊の毘沙門天は天台宗宗祖最澄(伝教大師)の自作で,延暦寺根本中堂の本尊薬師如来の余材をもって刻まれたと伝わる。 創建は大宝3年(703年)文武天皇の勅命で行基によって出雲路(上京区・御所の北方)に開かれた。その後たび重なる戦乱を経て,寛文5 年(1665年)徳川幕府政治顧問天海大僧正により山科に再建。 最澄(伝教大師)が唐より将来した行法「鎮将夜叉法」は毘沙門堂だけに伝わる秘法である。本毘沙門堂天台宗五箇室門跡びしゃもんどう宸殿襖絵(動く襖絵) どの角度から見ても、鑑賞者が中心になる逆遠近法の手法。狩野益信の作。天井龍 霊殿の守護龍で、狩野永叔主信作。眼の向きや顔が、見る角度によって変化。敷き紅葉 勅使門を見上げる緩やかな階段が,まるで深紅のじゅうたんを敷きつめたように落ち葉で真っ赤になる幻想的な光景。4本堂唐門仁王門 寛文6年(1666)の築造。華麗な建築装飾は日光東照宮の手法に共通する。晩翠園の紅葉 豊かな水を湛えた「心」字の裏文字をかたどった池に,亀石・千鳥石・坐禅石などを巧みに配した江戸時代初期の回遊式庭園。公弁法親王遺愛の手水鉢がある。 元禄15年(1702年)の赤穂事件では,公弁法親王(後の毘沙門堂門跡)が将軍徳川綱吉に赤穂浪士切腹の決断を促したという逸話が『徳川実紀』に伝えられている。COLUMN秋の特別公開親王旗 輪王寺宮が行列の先頭に旗を立てて使用した。 革製で16枚の菊花紋と輪王寺宮の紋である山字(鎹山字)の紋が金箔押で表裏に据えられている。※輪王寺宮は比叡山(延暦寺)・日光山(輪王寺・東照宮)・東叡山(寛永寺)の三山の兼任が通例。文化財秋の特別公開亀甲?? 糸目が亀甲様にかけられており,非常に細い竹で作られているのが特徴である。後西天皇の旧殿を賜った宸殿に備えられていた。文化財4