ブックタイトル京都山科 非公開文化財等の特別公開

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概要

京都山科 非公開文化財等の特別公開

67 琵琶湖疏水(山科疏水)びわこそすい住所:山科区御陵上御廟野町 アクセス:地下鉄東西線「御陵駅」徒歩約5分臣鎌足とともに「大化の改新」を進め,近江大津宮を築いた第38代天智天皇の陵墓。静けさと凛とした空気が漂う京都・山科のパワースポット。参道脇には,天智天皇が設置した日本初の漏刻(ろうこく・水時計)にちなんだ日時計碑がある。中治維新・東京遷都により京都の産業は急激に衰退した。この京都を復興するため,舟運・発電・灌漑の目的で琵琶湖の水を京都へ通す人工運河の建設を行う。若き技師・田邉朔郎(たなべさくろう)は工部大学校(現東京大学)卒業と同時に琵琶湖疏水建設の設計監督にあたる。市の年間予算の十数倍という膨大な費用を投入。当時,重大な工事は外国人技師の設計監督に委ねていた時代にあって,すべて日本人の手によって行った我が国最初の大土木事業。明天智天皇 山科陵(御廟野古墳)てんちてんのう やましなりょう8 琵琶湖疏水通船びわこそすいつうせん治23年の琵琶湖疏水開削後,通船は旅客・貨物ともに大いに利用され,京都の発展に寄与したが,自動車や鉄道の急速な発展に伴い昭和26年にその姿を消した。 明治150年の節目となる平成30年春から通船が復活。船上からは,田邉朔郎により建造された「日本最初の鉄筋コンクリート橋」や伊藤博文・山縣有朋ら明治政府要人の筆による扁額(へんがく・石に刻まれた文字),桜や紅葉など四季折々の風景を楽しむことができる。。明明治・京都の一大プロジェクト第45回「 山科義士まつり」 山科義士まつりは,約300年前の元禄年間に,赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしたか)が,浅野家再興に尽くしながらかなわず,吉良邸討ち入りを決意するまでの間,京都・山科の地で暮らしていた史実にちなみ開催されるお祭り。 義士に扮した47人は,将軍・徳川綱吉が義士の処分を相談したとされる公弁法親王が門主を務めた毘沙門堂から,義士を顕彰する大石神社までを練り歩く。東映京都撮影所の協力により,時代劇で使用する衣装やかつら,小道具を使うほか,プロによる本格的なメイクなど「ほんもの」にこだわる行列。扁額日本最古のコンクリート橋日時: 令和元年12月14日? 10:00~6